変電所向けRy装置とは
発電所や変電所内にある「電力系統保護盤」を設計。「電力系統保護盤」とは、電線が切れたり電線同士が接触する事故が発生した場合、電圧や電流などから異常状態を判別し、事故の除去・拡大防止する機能を持つ装置。事故除去後の系統復旧の迅速化を目的とした「系統自動復旧装置」も開発しています。
業務内容
- 設計
- 電力の安定供給を目的としたRy装置の設計を行います。
お客様より提示された図面を基に、Ry装置の回路を検討し、CADを使用して展開接続図、継電器盤組立図を作成します。
お客様の求める装置使用条件や装置性能、装置構成を満たすことができるよう、部品選定、実装検討を行い、図面に反映していきます。
これら図面とRy装置内部の電線色や太さ、配線経路を指示する図面(継電器盤接続図)を基に、Ry盤は製作されます。
- 品質管理
- 設計されたRy装置が製作された後、ハードウェア、ソフトウェアの両面の試験を行います。
Ry装置が設計図通りに製作されているか、規格に入っているか、要求仕様を満たしているか、電気回路は健全であるか等、多種多様な試験を行います。
変電所等に搬入された後は、Ry装置を変電所設備に合わせてチューニングするための試験を行います。
搬出・搬入により装置の機能が損なわれていないか、変電所設備と装置を接続した場合に正常に接続されるか、現地設備と連携し仕様を満たした応動となるか等、現地・装置に合わせて各種試験を行います。
- 使用ソフト
- CAD